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2008年11月 6日 (木)

200年住宅のつくり方 №11 壁断熱

Dsc_0024Dsc_0025外壁には全面構造用合板を貼り付けます。

その上に板状の断熱材を貼り付けます。外断熱・外側断熱と呼ばれる工法です。使用する断熱材は屋根と同様木質断熱材のDsc_0075bフォレストボード。隙間なく連続した断熱面を作れるので、断熱効果が高く、壁内部の結露の心配がありません。

 

Dsc_0097Dsc_0096    フォレストボードの外側にはこれもまた屋根同様、アルミを蒸着させた透湿防水シート、タイベックシルバーで包み込みます。

Dsc_0179_4この上に通気胴縁を打ち付けてサイディング等の外装仕上げ材の内側に空気の流れる空間をつくります。空気が外壁内側を流れることで外壁構造部分の乾燥を維持し耐久性を高めます。

さらに、タイベックシルバーの遮熱性能により、外壁材の熱を反射し壁内部への熱伝導を押さえ、断熱性能を高める効果があります。

この住宅の西面の壁仕上げ材は鋼板を亜鉛とアルミニウム、シリコンでメッキしたガルバリウム鋼板。夏の厳しい西日で表面温度は70℃を超えます。でも、断熱材(フォレストボード)の室内側の表面温度は32℃。窓を開けてクーラーOFFの室温と一緒。これには正直、私も驚きました。

鹿児島の木でつくる木造住宅
風雅匠房 深野木組

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