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2008年10月14日 (火)

200年住宅のつくり方№3 構造躯体の耐久性

200年住宅は概念的に使われている言葉。実際に想定されているのは3世代に亘り使用可能な住宅ということで、90年から100年使用に耐えうる住宅。

100年でも基礎に対する考え方は変えなければなりません。

コンクリート強度は現在一般的に使用されるものの25%割増の30KN/㎜2、基礎幅は150㎜とします。鉄筋量も同様に増やしています。(基礎断面図kiso.pdfをダウンロード

さらに大切なのはべた基礎の耐圧(水平)部分と立ち上がり(垂直)部分とを一体でコンクリート打設を行なうこと。
この工法では、立ち上がり部分の内側の型枠を浮かさないとならないので、精度を確保する施工は簡単ではありません。

しかし、基礎の耐力に対するメリットはとても大きいのです。打ち継ぎ部分が無くなるので、水の浸入の心配がなく、何よりも白蟻の進入被害を抑えるのに大きな効果があります。

  001_2021_2035この住宅の構造を支えるのは外周の壁と内部の2本の柱と梁および剛床。
そのため内部に間仕切り壁を支える基礎コンクリートが必要無く、床下の通風がとてもよくなります。その代わり内部の柱を支える部分に地中梁を通し、基礎の耐力を高めます。

鹿児島材で木造住宅
風雅匠房 深野木組

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