子ども部屋考
ダイニングの食器棚の横に本棚を置くことになりました。照明のスイッチが隠れるため、電線を延長し本棚の中を通し、本棚の側面にスイッチボックスを取り付ける工事を電気やさんにお願いしました。
なぜスッチを移動してまで本棚をダイニングに置く必要があったのか?
高2になる息子の勉強の場所がいまだにダイニングテーブルだからです。子ども部屋が無いわけではないんです・・・息子が2歳のときに建てた我が家。子ども部屋もしっかり確保しました。小さいときにはプラレールが陣取り、小学校入学の時から学習机もその部屋に鎮座してます。
でも、勉強はいつもダイニングテーブル。食器棚も本や参考書にどんどん占領されてきました。カミさんが家事をし、横のリビングのソファーで私がごろんとテレビを見ているところでよくまあ勉強に集中できるもんです。
息子にとって居心地がいい場所だからそこにいるんだと思うから、自分の部屋に行けとは言ってません。子ども部屋にこもり、何しているかわからないよりいいかなって思っています。
自分家がこんな感じなので、お客さんと住宅の設計打合せをする際も、子ども部屋のありかたについてもよく話しをします。子ども部屋って本当に必要?子どもが個室を望んだときに対応できるような広めのオープンスペースがあるほうが豊かな生活空間ができるのでは・・・。子ども部屋はロフト等立体的に考えたほうが平面に余裕が生まれるのでは・・・
個室としての子ども室が必要な時期は限られています。その前後の期間が単なる物置空間にならないような計画が重要です。
住まいはそれぞれの家族の生活スタイルが反映されたものであって欲しいと願っています。
なんと、我が家の愚息も自分の部屋がありながら、宿題はリビングのテーブルです。(^^;
『自分の部屋も机もあるんだから、2階で勉強しなさい!』『お父さんも部屋が無いんだから、自分の部屋を使ったら?』としばらくは言い続けていたものの、最近はあきらめています。
やはり、誰かが近くに居ないと落ち着かないようです。
同じような家庭風景が目に浮かぶ…
これって一人っ子ならでは?
子供の多い家庭では、部屋の争奪合戦の話を聞きますが、子供部屋のありかた、部屋の位置など、それぞれの家庭で異なった考え方があるようなので、よ~く考えてプランニングしないともったいない空間になっちゃいますよネ~!
投稿: おやじ16番 | 2007年4月17日 (火) 10:15