木造住宅耐震診断
今日は(社)鹿児島県建築協会で木造住宅耐震診断の講習をしてきました。3時間しゃべり詰めで、さすがに喉が痛くなっています。
鹿児島県民が居住する住宅の耐震化率は推定で70%程度。鹿児島県は平成19年3月に策定した「鹿児島県住生活基本計画」で、その耐震化率を90%まで引き上げるという数値目標を打ち出しています。
耐震化率を高めるには、まず、旧耐震基準で建築された昭和56年以前の住宅の耐震診断をすることが急がれます。鹿児島県建築協会では、県の掲げた数値目標達成の下支えをするために、昨年度より耐震診断にかかる費用の助成を始めています。
標準的な木造住宅の耐震診断に掛かる費用45,000円のうち、3万円を協会が負担するものです。鹿児島県が開催する「木造住宅耐震技術講習」を受講した協会会員事業所の技術者を対象に、協会が開催する「耐震診断講習」を受講したものが診断を行ないます。
今年度からは、鹿児島市も耐震診断費用と、耐震補強工事にかかる費用の一部補助も始まりましたが、なかなか広まっていかない状況です。
※昨年弊社で、耐震診断を行い、それに基づく耐震補強工事を行なった住宅が、先週開催された「かごしま住まいと建築展」の「住まいのリフォームコンクール」において【特別賞】をいただきました。
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