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2008年10月10日 (金)

200年住宅のつくり方 №2

200年住宅の計画で最初に考えなければならないのが間取りの可変性。

今解体されている住宅の築年数は30年前後。まだまだ住めるのに取り壊される大きな理由は、「間取りが今の家族構成に合わなくなったこと」、「設備が老朽化して更新に費用がかかり、リフォームの優位性がないこと」です。

200年住宅の計画においては、長期にわたり、住み手の家族構成、ライフスタイルに対応できることが重要になります。

「スケルトン&インフル」という言葉を見たり聞いたりしたことがあると思います。
スケルトン(構造体/柱・梁・外壁)とインフル(内装・設備)をそれぞれ独立して考えることにより、多様な生活形態の変化にしなやかに対応できる住まいにしようというものです。

住まいの体験館 アーキスタジオ fuga でもこの考えを取り入れ、家を支える柱や壁を外周に集中させて地震や風に対する安全性と温熱環境(断熱性)を確保しました。これにより、構造上必要な内部の間仕切り壁はなくなり、家族構成や世代交代の変化に応じ自由自在な対応が可能となりました。

さらに老朽化や時代の要求に合わせた設備の更新、メンテナンスも容易にできるような工夫も施しています。

平面図(見所マップ)は、下記からダウンロードできます。
1階 PDF midokoro1f.pdfをダウンロード
2階 PDF midokoro2f.pdfをダウンロード 

鹿児島材で木造住宅
風雅匠房 深野木組

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コメント

祝! ブログ更新 5日連続!(^^)/
(何気に プレッシャー!)

私が『アーキスタジオ fuga 』を見学させていただいたのは、まだ残暑の厳しい9月初旬でした。

玄関を開けて、部屋に入った瞬間の第一印象は…
『先程まで締め切っていたはずなのに、まったく 蒸し暑くない』でした。
断熱機能効果が十分に行われている証拠ですネ!

次の感じたのが…
『木の温もりがいっぱいの広々とした空間だなぁ~!』でした。

やはり日本の… 鹿児島の住宅は、その風土・気候に適した木造住宅が最適なんだ!と改めて感じさせてくれる住宅でした!

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