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2007年1月23日 (火)

プレカット工場、木造住宅構造見学バスツアー

1/20(土) 心配していた空模様も晴天に恵まれ、楽しく有意義なバスツアーが開催できました。

「森を守る住まい塾」の第2弾。製材され太陽と風でゆっくり時間をかけて乾燥された天然乾燥材。加工され住まいになる過程の見学ツアーです。

Dscn1361_3 Dscn1375_1 鹿児島中央駅に集合し、まずは東開町の天然乾燥材置場へ。出荷待ちの材料を見たり触ったり。天然乾燥材の優位さを学びました。

場所をプレカット工場「ワイテック」さんに移動。平面図を基にコンピューターへ加工情報の入力状況を見せてもらい工場へ。

Dscn1381 40坪ほどの住宅を加工するのに、大工さんだと1ヶ月ほどかかるのに、プレカット機ではわずか5時間ほどで完了。精度も高く均一で耐震性の高い住まいが工期を短縮して造ることが可能になりました。

でも、登り梁などの特殊な加工や丸太の加工は対応できず、熟練した大工さんの手により切り込まれます。工場内は集塵機により鋸くずの飛散も無く、とてもきれいな状態です。

次々に送られていく木材が入力データにしたがい、仕口や継手が加工され形を変えていく様子に「おもしろいねぇ」、「あきないねぇ」の声。予定時間をオーバーしバスに乗車。

Dscf0004Dscf0028 次は春山町に建設中の天然乾燥材にこだわった住宅の建設現場。木の香りと木目の美しさに感嘆の声があがります。Dscf0026_1 Dscf0043_1 Dscf0050_1

板状のポリスチレンフォームを断熱材とし、基礎断熱、外壁外側断熱、屋根断熱で連続した断熱層をもつこの住まいは、吹き抜けで家全体が均一な温熱環境になります。

これまでと同等のエネルギー消費で家全体が快適になり、洗面所やトイレ、廊下の寒さから開放されます。暖房器具は深夜電力による蓄熱式暖房機を設置します。

Dscf0018_1 屋根の断熱材(厚さ50㎜のポリスチレンフォーム)はその両面に空気層があり(写真はその模型)、断熱性能を高め、夏の2階の天井からのほてりから解放します。

屋根葺き材側(上側)の空気層には軒先から外気が入り棟換気から抜け、屋根材の熱が断熱層に直接伝わらないようにします。

下側の空気層の内部側にはアルミコーティングのシートを貼り、断熱材から放射される熱線を反射し、夏の内部への進入を妨げると共に、冬場の内部の熱の逃げを防ぎます。

ご参加いただいた28名の方々ありがとうございました。

この住宅にご興味があるかたはご連絡ください。ご案内いたします。

3月には完成見学会。また、この住まいは施主様のご協力でモデルハウスとし、しばらくの間宿泊体験のでご期待ください。

2007年1月10日 (水)

ご利用は計画的に

今日の午前は司法委員として鹿児島簡易裁判所の法廷へ。大半は貸し金返還事件。それぞれの事情があるにしろ、安易に借金できる世の中はやはり正常とは言えないといつも感じます。

夕方からは鹿児島調停協会の年始会。昨年の調停件数は家事調停が1700件、民事調停が5500件。家事は高止まりで推移、民事は減少傾向にあるものの依然高い水準とのこと。民事5500件の大半は貸し金関係の特定調停が占め、この件数は福岡高裁管内でトップとのこと。残念な結果です。

私が一級建築士として調停委員や専門委員として関与する事件は建築・不動産・住宅賃貸借などについてがほとんどですが、争いの無い世の中になってほしいと常に願っています。

天然乾燥材による木造住宅構造プレカット工場を見学するバスツアーを1月20日(土)に開催します。詳細はホームーページをご覧ください。

2007年1月 8日 (月)

鬼火たき・星峯東校区

7日、天候不良のため1日延期された鬼火たきが開催されました。

鬼火たきは、竹のはじける「パン、パン」という音で鬼(厄、災難、病気)を退治するものです。鬼火で焼いた餅を食べたり、鬼火にあたるとこの年健康に過ごせるともいわれています。

P1001716 P1001720 午後2時にあいご会、おやじの会、成人学級、PTAなどのメンバーで構成される実行委員会メンバーが集結。昨年末に切り出した孟宗竹を骨組みに小竹をまとった矢倉造りに精出しました。約2時間ほどで周囲25メートル高さ20メートルほどの立派な矢倉が完成です。

P1001725 午後5時30分頃から各家庭の正月飾りなどを持ち寄り矢倉の中へ。あいご子ども会の進行で、鬼火たきの説明や注意の後点火。

たいまつは、8町内会あいご子ども会長や厄年、年男・年女の方々が持ち、合図とともに思いを込めて点火。小竹のはじける「パチ、パチ」の音から孟宗竹の「パーン、パーン」という大音を轟かせながら火柱が上り、夕闇を焦がします。

炎が落ち着いたところで町内会ごとに分かれて持ち寄った餅を焼いて食べ、今年一年の無病息災を祈願しました。

2007年1月 6日 (土)

一之宮神社・お田植え祭

1月3日午後、いつも地鎮祭でお世話になっている一之宮神社(鹿児島市郡元二丁目)に初詣にいきました。なにやら神事が執り行なわれ多くの人出。

神事を終えた神主さんに挨拶をすませ帰ろうとすると、「お田植え祭見ていきませんか?」「田植えもしていってください」とのこと。「えぇ?」って感じでいると、「江戸時代から続いているんですけど、今の時期にするのはとても珍しいんです」とのこと。興味を引かれ見せていただくことに。

台座に乗せられた体長80センチほどの木彫りの牛を荒縄で氏子さんや子どもたちが引いて社の周りを3周。

次に牛の後部に「馬鍬(まぐわ・まんが)」が取り付けられ、境内を往復し幾筋もの線が引かれていきます。子どもたちが牛を引く後ろでは、年長者が竹で牛に鞭をいれ「もっと引かんかぁ」「まっすぐ行かんかぁ、こらぁ」と叫び、笑いをさそいます。

Img_1777 Img_1786_1 稲にみたてた松葉が配られ、馬鍬でできた筋に合わせて置いていきます。神主さんが塩・米を撒き、五穀豊穣を祈願します。

大きな鏡餅が小さく分けられ配られます。自分の悪い(痛い)部分と牛の同じ部分をその餅でこすり、その餅を食べると良くなるとのこと。「びんたをよぉこすれよぉ」との全身をくまなくこすってきました。ついでに両親の分も・・・・

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1月20日(土)開催の木造住宅構造とプレカット工場の見学バスツアー。申し込み締切が11日です。ご興味がある方はぜひお越しください。詳しくはホームページで。

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